NASDAQ100指数連動 国内ETF 2568/2569 【上場投資信託】

年初来、ハイテク系の成長が著しく、米国の代表的なETFの中でもQQQは特に高いパフォーマンスを示しています。

以下は年初来のパフォーマンスのグラフです。紫はダウ工業株30種平均、赤はS&P500指数、青色のグラフはQQQです。QQQが際立ったパフォーマンスを示しています。

QQQはNASDAQ100指数に連動するETFです。日本から購入できるNASDAQ100指数に連動する金融商品はいくつかあります。

種類代表的な銘柄
投資信託iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
国内籍ETF1545: NASDAQ-100®指数(円換算)
海外籍ETFQQQ

8/31に日興アセットマネジメントより、国内ETFとして、NASDAQ100に連動する2つの商品が追加されたことが発表されました。

新規上場の承認(ETF):上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし他1銘柄(日興アセットマネジメント) | 日本取引所グループ

上場予定日はいずれも2020/9/24です。

種別コード銘柄名管理会社
国内ETF2568上場インデックスファンド米国株式
(NASDAQ100)為替ヘッジなし
日興アセットマネジメント
国内ETF2569上場インデックスファンド米国株式
(NASDAQ100)為替ヘッジあり
日興アセットマネジメント

本記事では、この新たに発表された2つの国内ETFについて確認してまいります。

これらNASDAQ100に連動する各種投資商品のパフォーマンス比較については、以下の記事で紹介していますので、こちらも併せてご参照ください。

目次

特徴の比較

東証の銘柄一覧で米国ETFに絞ると、以下のように2つのETFは既に追加されていることが分かります。

銘柄一覧 | 日本取引所グループ

商品についての詳細は、それぞれ以下の販売資料から確認することができます。

2568 – 上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし

2569 – 上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジあり

2569/2569のプレスリリース

東証による商品紹介資料 2568

東証による商品紹介資料 2569

手数料の比較

国内ETFでは、もともとあった1545の手数料は0.45%(税抜)ですが、新たに上場した2568と2569は手数料は0.25%(税抜)と相対的に安くなっています。

プレスリリースでも、以下にあるように東証上場ETFの中での最低水準を目指すとのことで、実際に手数料は東証上場ETFの中でNASDAQ100に連動するものの中では最低水準となっています。

本 ETF の信託報酬は、NASDAQ100 指数に連動する東証上場 ETF の中では最低水準(当資料作成日現在) * 1 の年率 0.25%(税抜き)に設定しました。

日興アセットマネジメントによるプレスリリース
種別コード銘柄名管理会社手数料(税込)
国内ETF2568上場インデックスファンド米国株式
(NASDAQ100)為替ヘッジなし
日興アセットマネジメント0.375%
国内ETF2569上場インデックスファンド米国株式
(NASDAQ100)為替ヘッジあり
日興アセットマネジメント0.375%
国内ETF1545NASDAQ-100®指数(円換算)野村アセットマネジメント0.595%
投資信託

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス

大和アセットマネジメント0.554%
海外ETFQQQ

PowerShares QQQ Trust, Series 1

Invesco0.200%

※ QQQのファンド手数料は税込

※ iFreeNEXT NASDAQ100インデックスのコストは実質コストで税込

※ 1545のコストは、信託報酬 年0.495%(税込)に、各種費用を0.1%として考慮:対象株指数に係る商標使用料0.08%、ファンドの上場に係る費用として、追加上場料 0.00825%(税込)、年間上場料 0.00825%(税込)、その他手数料

※ 2568, 2569のコストは、信託報酬 年0.275%(税込) にその他費用0.1%を考慮

本家ETFのQQQが0.20%, 投資信託のiFreeNEXT NASDAQ100インデックスが0.554%(税込 実質コスト)であることを考えると、コスト的には十分に安いと考えることができます。

もともとあった国内ETF 1545よりも手数料が安く、更に海外ETFのQQQと比べても手数料差は十分に小さい

投資信託の実質コストは以下もご参考ください。

配当金支払い

本家QQQの配当金

本家QQQの配当金を見てみます。以下のように、3月, 6月, 9月, 12月と一年に4回配当金が支払われていることが分かります。

DateDividends
22-Jun-200.424 Dividend
23-Mar-200.363 Dividend
23-Dec-190.458 Dividend
23-Sep-190.384 Dividend

※ 単位はUSD

※ データはYahoo Financeを元に作成

1545の配当金

野村アセットマネジメントが管理する、国内ETF 1545です。交付目論見書を確認すると、配当金の支払いは年に一回です。

NASDAQ-100ETF交付目論見書 から引用

2568, 2569の配当金

以下のようにあり、分配金は全て支払われる方針であることが確認できます。

信託財産から生ずる配当等収益などから諸経費などを控除後、全額分配することを原則とします。
※将来の分配金の支払いおよびその金額について保証するものではありません。

https://www.nikkoam.com/products/etf/lineup/nasdaq100-nohedge#outline

また、販売資料によりますと、以下のように年2回分配金が支払われるようです。

そして、東証による商品紹介資料によりますと、以下のように分配金支払基準日は1/8, 7/8の年2回と明記されています。

配当金に関するまとめ

年あたりの配当金の支払い回数をまとめると以下のようになります。配当金の内部留保の期間が長くなる分、もしかしたら配当金の支払回数が少ない方が、配当金の再投資効率が悪い可能性はあります。

投資商品配当金支払い回数(年あたり)
QQQ4回
投資信託 (大和証券)配当金なし(自動再投資)
1545 (野村證券)1回
2568, 2569 (日興アセットマネジメント)2回

構成銘柄

構成銘柄等は、NASDAQ 100指数に連動するETFであれば、違いはありません。以下の通り、GAFAMを中心に、最近躍進を続けているTESLA、半導体で好調のNVIDIA、ステイホーム銘柄で大きく成長したNetflix等で全体の57.92%が構成されます。

銘柄名構成比率
Apple Inc.14.15%
Amazon.com, Inc.11.07%
Microsoft Corporation10.82%
Facebook, Inc. Class A4.71%
Alphabet Inc. Class A3.65%
Alphabet Inc. Class C3.58%
Tesla Inc3.28%
NVIDIA Corporation2.59%
Adobe Inc.2.09%
Netflix, Inc.1.98%

※ etf.dbを元に作成

※ 2020/9/1確認時点のデータ

構成銘柄は、NASDAQ100に連動するETFであれば、構成銘柄には差異はなし

パフォーマンスの比較

以下、東証マネ部!様で紹介されているグラフを引用します。これによると、2568と2569では、過去の実績では為替ヘッジをしていない2568の方がパフォーマンスが高いようです。

ETF(コード)対象指標為替ヘッジ
NASDAQ100指数(円換算ベース)(2568)NASDAQ100指数(円換算ベース)なし
NASDAQ100指数(円建て、円ヘッジ)(2569)NASDAQ100指数(円建て、円ヘッジ)あり

https://money-bu-jpx.com/news/article026144/ より引用

過去の実績では、2568と2569では、為替ヘッジをしていない2568の方が高いパフォーマンス

国内ETFのメリット

それでは、海外ETFに比べて国内ETFを購入するメリットは何でしょうか。配当金の扱いに関する扱いが異なります。

  • 投資信託
    • 米国課税後、投資信託運営会社により自動的に再投資される
      売却時には、国内課税
  • 海外ETF
    • 米国、国内課税後配当金が投資家に支払われる
      米国課税分は、投資家が確定申告で外国税控除により取り戻す必要がある。
  • 国内ETF
    • 米国、課税後配当金が投資家に支払われる (国内課税分は自動的に調整される)

海外ETFでは、米国課税分を、確定申告で取り戻す必要があります。2020年1月に導入された配当金に対する外国、国内の2重課税調整制度は、国内ETFおよび、分配金を出すタイプの投資信託に対して適用されますが、海外ETFには適用されません。そのため、同じETFでも国内と海外でこのような差が生じることになります。

国内ETFでは、配当金に対する二重課税が発生せず、海外ETFのように確定申告による外国税控除が不要<

配当金の課税に関する考え方は、以下の記事もご確認ください。

まとめ

新たに日本国内でNASDAQ100に連動する投資商品として、東証一部上場の国内ETFが2つ追加されました。

ポイントをまとめます。

  • 国内ETF1545の手数料0.45%0.595%((税とその他費用込))と比較して0.25%0.375%(税とその他費用込)の手数料は安い
  • 海外ETFのQQQと比べても0.20%と十分に安い
  • 海外ETFのように確定申告で米国課税控除の申請が不要
  • 為替ヘッジありの2569より、為替ヘッジなしの2568の方が若干パフォーマンスが良い
  • 構成銘柄等についてはNASDAQ100に連動するためQQQとは差はなし

特に、確定申告による配当金の米国課税控除が不要な点がメリットとなる投資家様は多いと思います。ぜひご検討ください。

パフォーマンスについての比較は、以下の記事でシミュレーションをしています。こちらも併せて御覧ください。

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ネオモバイル証券で、1株から2568/2569を定期購入する方法は以下で解説しています。

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