WordPressで記事を書くと、記事一つ一つに対してURLが作成されます。これをパーマリンクと呼びます。これを正しく設定しないと、大量に記事を書いた後に、SEOの観点で大きな失敗をしてしまう可能性があります。
本記事では、パーマリンクの重要性、おすすめのパーマリンクの設計、WordPressでの設定方法を紹介します。
パーマリンクとは?
パーマリンクとは、Webページ一つずつを指し示すURLのことです。時間が経過しても、そのURLで対象のコンテンツにアクセス出来る、変わることのないリンクです。固定リンクとも呼ばれます。
パーマリンクの例
パーマリンクは最初に設定した方が良い理由
パーマリンクは最初に設定するべきです。パーマリンクを後から変更する場合、様々な問題が生じるためです。
他のWebページからのリンクが全てアクセス不可になる
パーマリンクが変更になるということは、URLが変わるということです。他のページからリンクを設置されている場合、外部のサイト全てにURLの変更依頼をすることは現実的ではありません。
ソーシャルカウント(SNSによるシェア数)がリセットされる
記事がSNSでシェアされると、その回数はGoogleでカウントされています。カウント数が多ければ多いほど、より高いSEO効果が期待出来ます。このカウント数をソーシャルカウントと呼びます。しかし、パーマリンクを変更すると、ソーシャルカウントはリセットされてしまいます。
SEO評価がリセットされる
パーマリンクが変更になると、記事が削除されたのと同じ意味になります。従って、古いパーマリンクで獲得したSEOの効果はリセットされてしまいます。
パーマリンクの例
パーマリンクには様々な設定方法があります。
パーマリンクの決め方の例
- /年/月/日/記事のタイトル
- /サイトのカテゴリ名/記事のタイトル
- /記事のラベル名/記事のタイトル
- /記事のタイトル
おすすめのパーマリンク設定
私のおすすめは「/記事のタイトル」の形式です。理由は、以下の通りです。
「/記事のタイトル」 の形式のパーマリンクをおすすめする理由
- 記事を書いた年月日というのは、URLには重要ではない
- サイトのカテゴリ名が変更になった場合、パーマリンクに変更が発生する
- 記事のラベル名が変更になった場合、パーマリンクに変更が発生する
消去法ではありますが、サイトのカテゴリ名や記事のラベル名は、後々見直しをする可能性があります。その時にパーマリンクが全て変更になってしまうリスクを考えると、無難な「/記事のタイトル」形式のパーマリンクをおすすめします。
WordPressのパーマリンク設定方法
それでは、WordPressでパーマリンクの設定をしましょう。
設定手順
- WordPressの管理画面にログインします。
- サイドバーの設定から、パーマリンク設定をクリックします。
- 以下の図を参考に設定します。
- 変更を保存ボタンをクリックします。
パーマリンク設定
- カスタム構造:/%postname%/ を入力します
以上で設定は完了です。
私の失敗談
私は、30記事程度書くまで、パーマリンクを設定しませんでした。そのため、後からパーマリンクを変更する際にとても苦労しました。
まとめ
パーマリンクは最初に設定しておいたほうが良いです。これは、どんな設定よりも優先されます。皆さんは、必ず最初に設定し、後からパーマリンクの設定をし直す必要が無いようにしてください。是非ご活用ください。