2023/9/27にMacのApp StoreにKindleの最新版がリリースされていましたので、早速試してみました。様々な改善点が施されており、とても使いやすくなっています。実際に使ってみて気がついた点をまとめてみます。
本記事の中では誤解がない限り、旧KindleをKindle Classic、新しいKindleを単にKindleと記載します。
MacのApp Storeに新しいKindleがリリース
MacのApp Storeを開き、Kindleで検索すると、2023年9月27日現在、公式のアプリが2つ出てきます。Amazon Kindleをダウンロードしてインストールしましょう。
KIndleを立ち上げると、以下のフラッシュスクリーンが迎えてくれます。
Personal Documentsの取り込みの体験が変化したのか気になるところです。
動きがサクサクで快適になっている
Kindle Classicはかなりもっさりした動きでしたが、Kindleは明らかにサクサク動き、快適です。これは読書中もそうですし、アプリ自体を操作している時もサクサク感が強まっています。
Kindle Classicではページをめくった時に、実際にめくられるまで時間がかかり、矢印キーを押しっぱなしにして数ページを連続でめくる際は目的のページに到着するまで待たされる印象がありました。
Kindleではページを連続でめくってもほとんど時間ラグが存在せず、十分なスピードでページめくりが追従してくれます。
固定レイアウト書籍のマージンが削られ見やすく
固定レイアウトの書籍では、ページの上部と下部のマージンが削られており、それにより実際のコンテンツ部分がより拡大されて表示されています。
Kindle Classic
Kindle
Continuous Scrollingが便利
Kindleでは、オプションにContinuous Scrollingが存在します。これにより、従来の書籍のようにページをめくるという感覚ではなく、Webページのようにスクロールして見ていくことが出来ます。技術書や理工系の書籍では、前のページに記載されていた直前の内容も見ながら読みたいことがありますが、そのような場合に便利です。
数式を含む書籍のレイアウトは改善されていない
Kindle Classicでは数式を含み固定レイアウトでない本は数式が小さくて読みづらい問題がありました。Kindleでも残念ながらこの問題は再現しています。書籍リーダーの問題というよりは、コンテンツの問題なのかもしれません。
Kindle Classic
Kindle
固定レイアウト書籍でも一部の書籍はハイライト可能
※これはKindleでもKindel Classicでも両方に存在する機能でした。
これも条件はわかりませんが、見た目は固定レイアウトでも、本文をハイライト出来る書籍がありました。埋め込みPDFのようになっているPDFのような印象です。
ハイライト出来る書籍
ハイライト出来ない書籍
まとめ
新しいKindleは動きがサクサクで読んでいてストレスがありません。また、固定レイアウト書籍のマージン調整やスムーススクローリングなど、読書体験をより素晴らしいものにする様々な改善が追加されていました。ますます紙の書籍を読む機会が減りそうです。今後のさらなるアップデートが楽しみです。