Gutenbergでの記事執筆を生産的にするためのいくつかのTipsをまとめます。
ショートカットキー
⌘ + B
で太字など、ある程度他のアプリケーションと共通しているものは省略しています。Gutenberg特有でよく使うものを記載しています。すべてのショートカットキーの一覧は、Gutenbergエディタで⌃ ⌥ H
で表示することが出来ます。
Windowsの場合のショートカットキーの読み替え
Macの記法で記載しているので、Windowsの場合は以下のように読み替えてください。
Mac上の記号 | 読み替え |
---|---|
⌘ | Command (コマンド) |
⌥ | Option (オプション) |
⌃ | Control (コントロール) |
⇧ | Shift (シフト) |
主なショートカットキー
ブロックの操作 | キー |
---|---|
ブロックの挿入 (段落で) | Enter |
選択中のブロックの複製 | ⌘ ⇧ D |
新規作成後のブロックのブロックタイプを変更する (ブロックに何も表示されていない状態で) | / |
選択したブロックの前にブロックを挿入する | ⌘ ⌥ T |
選択したブロックの後にブロックを挿入する | ⌘ ⌥ Y |
ブロックの削除 | ⌃ ⌥ Z |
グローバルショートカット | キー |
---|---|
ショートカットキー一覧の表示 | ⌃ ⌥ H |
ブロックナビゲーションの表示 | ⌃ ⌥ O |
設定サイドバーの表示/非表示の切り替え | ⌘ ⇧ , |
変更を保存する | ⌘ S |
直前の変更を取り消す | ⌘ Z |
前回の取り消しをやり直す | ⌘ ⇧ Z |
書式設定 | キー |
---|---|
段落中の改行 | ⇧ Enter |
リンクの挿入 | ⌘ K |
マークダウン記法の活用
Gutenbergではマークダウン記法が利用できます。よく使うであろうものは以下の通りです。コードブロック等は、実際には段落の戦闘でバッククォートを3つ入力すると現在の段落の下にコードブロックが挿入されるため、明示的にバッククォート3つを入力して閉じる必要はありません。
## H2
### H3
#### H4
##### H5
###### H6
- 番号なし箇条書き
1. 番号付き箇条書き
`インラインコード`
```
コードブロック
```
> 引用
新規ブロックで / を入力しブロックを変更する
新規ブロックを挿入後、/
を入力すると利用可能なブロックの一覧がドロップダウンリストで表示されます。ここで更に使用したいブロックの名称をタイプすると候補が絞り込まれます。
見出しや引用などマークダウン記法が利用できるものは、タイプが少なくて済むため、マークダウンを優先したほうが良いでしょう。/
を利用するのはマークダウンが利用出来ないケースに限定するのが良さそうです。
よく使われそうなコマンド
コマンド | |
---|---|
テーブル | /テーブル |
見出し | /見出し |
画像 | /画像 |
リスト | /リスト |
引用 | /引用 |
コード | /コード |
クラシック版の段落 | /クラシック版の段落 |
Pluginによって利用可能なブロック
/
で呼び出せるコマンドには、デフォルトで利用可能なコマンド以外にも、Pluginによって追加されるものもあります。以下は私の環境で利用できるコマンドの一部です。
ブロック | コマンド |
---|---|
Highlighing Code Blockのコードブロック | /highlighing |
Stinger関連のブロック | /stinger |
日本語名のコマンドを英語に置き換える
/
を使った段落の追加機能は大変便利ですが、以下の問題があります。
コマンド名日本語問題
- コマンド名の一部が日本語のため、入力が煩雑。
また、Gutenberugにはコマンド名を置き換える機能が提供されていないようです。ここでは、/テーブル
ではなく/table
と入力することでテーブルの段落を呼び出す方法を紹介します。
Phrase Expressを使って/table を /テーブル を呼び出す
解決方法としては、Phrase Expressのようなフレーズツールを用いることです。Phrase ExpressはWindowsとMacの両方で利用可能なデスクトップアプリケーションで、予め設定したキーワードを入力すると、指定したキーワードに書き換えてくれるツールです。
これを用いて例えば以下のようにPhrase Expressに事前に設定しておけば、英語名キーワードを入力し、Gutenbergの段落を呼び出すことが出来ます。
入力するキーワード | 呼び出されるキーワード |
---|---|
/table | /テーブル |
/image | /画像 |
クラシック版の段落
Gutenbergで用意されたブロックでは表現できないことが出てきた場合、クラシック版の段落を利用することが出来ます。
新規段落で以下のようにタイプすることで現在の段落をクラシック版の段落に変更出来ます。
/クラシック版の段落